専門外来

整形外科・特殊外科(骨折、椎間板ヘルニアなど)

相模原市で3つの動物病院を開設しているプリモ動物病院では、各院で特に力を入れる診療科を設け、病院同士が協力することにより、より難しい病気にも対応できる診療体制を取っています。
相模原プリモ動物医療センターでは、日本大学の研修医として整形外科に精通してきたスタッフを中心に、犬や猫の骨折・靭帯損傷・関節疾患など、特殊な技術と機材が必要となる治療についても、特に力を入れ診療を行っております。

【場所】

相模原プリモ動物医療センター

住所:神奈川県相模原市中央区上溝4481-5
tel:042-764-3345

【専門外来時間】

専門外来日︓月・水・木・金・日曜日
診療時間︓9:00~13:00 / 17:00~20:00

※予約制となっておりますので、お電話にてご確認ください。

獣医師紹介

相模原プリモ動物医療センター

院長
今井 巡

【学歴】
日本大学生物資源科学学部獣医学科卒業・日本大学動物病院整形外科専科研修医

【専門分野】
整形外科・一般外科

処置例

【骨折】
犬や猫の骨折の場合、人間のように安静にしておくことが難しく、ギプスや副木による外固定だけでは接合部がずれ、骨が変形して固まったり、一生涯癒合しない場合もあります。
特に小型犬に頻発する骨折の一つである「橈骨尺骨骨折(前肢の骨折)」は、的確な手術を行い強固な安定化をはからないと、骨が癒合しないケースも多く、特に注意しなければならない骨折の一つです。
骨折の整復には、特殊な器具と精度の高いインプラント(スクリューやプレート等)、熟練した手術チームが必要となります。
当院では、年齢や骨折部位、骨折の種類に応じ、最適な方法で治療を行います。

【膝蓋骨脱臼】
犬の膝蓋骨脱臼とは、膝蓋骨(しつがいこつ︓ひざの関節のお皿)が、大腿骨の正面から内側または外側に脱臼してしまう状態を言います。病状の程度により様々な症状が見られ、初期は無症状でも、進行すると足を上げて歩くことが多くなります。この病気はヨークシャテリア・トイプードル・チワワなどのトイ犬種に多く、重症な子は生後まもなくから症状がみられます。このような場合は早期に手術をしてあげることが重要で、成長期に手術をすることにより、骨格の変形など軽減できる可能性があります。
膝蓋骨内方脱臼の診断や手術は、専門的知識をもった上で診察や検査を行う必要性があります。
当院では、その子の年齢や症状、脱臼の程度、飼い主様の意向により、内科療法または外科療法を選択します。
外科療法においては様々な手術手技から、より最適な手法で治療を行います。

【レッグぺルテス(大腿骨頭壊死症)】
成長期に発症する遺伝病で、ヨークシャテリア・トイプードル・ポメラニアン・ミニチュアダックスフントなどの小型犬に多く認められ、股関節を形成する大腿骨の頭側部への血液供給が不足し、骨頭が壊死してしまう病気です。
重篤な場合は、非常に強い痛みを伴い、神経的な疾患とまちがえるほど歩行が困難となります。
ただし、初期はなかなか症状を示さず、見逃されやすい疾患の一つです。
残念ながら、レッグぺルテスが発症してしまうと完治させることはできませんが、壊死した骨頭を取り除くことにより、強い痛みはなくなり、日常生活には問題ない程度の歩行や運動、散歩ができるまでに回復させることができます。
ただし、早期発見・早期治療を怠ると、痛みで使わなかった足の筋肉が萎縮をしてしまい、手術をしても回復までに長期間のリハビリが必要になることがあります。

【前十字靱帯断裂】
前十字靭帯は膝を構成する非常に大切な靭帯の一つですが、激しく膝を捻ったり、膝を伸ばすような方向で非常に強い力がかかることによって損傷することがあります。多くの場合は交通事故などで外から急激な圧力がかかったり、フリスビー競技などで激しいダッシュを繰り返すことで発症するするケースが多いようです 。また、ニューファンドランド、ラブラドールレトリーバー、ロットワイラーなどの品種は他の犬種よりも発生率が高いといわれています。
前十時靭帯が断裂した場合、その足に体重をかけることができず、足先をつけるだけか挙上したままの状態になります。
この時、非常に高い確率で半月板損傷も併発しています。
前十字靱帯断裂の外科的治療には様々な手技がありますが、当院ではFlo関節包外固定法を行っており、非常に良好な結果をおさめています。
また最近では大型犬に対し脛骨高平部水平化骨切り術(TPLO)といった新しいコンセプトの手術が行われるようになってきています。
必要があれば大学病院と連携をはかり治療を行っていきますので、ご相談ください。

【会陰ヘルニア】
会陰ヘルニアは会陰部の腹壁(筋肉)に裂孔や間隙が生じ、そこから直腸や膀胱がお腹の外に出てきてしまう病気です。
高齢の未去勢の雄犬に多くみられますが、遺伝性及びホルモンのアンバランスや前立腺肥大などが原因であると考えられています。
肛門の斜め下辺りの片側または両脇にかけてぽっこりとした膨らみを確認することができます。
直腸がヘルニア内に入り込むことも多く、その場合、排便困難に陥り持続的な努責(いきんで肛門を自ら開く行動)を認められる場合があります。
また、膀胱が反転して脱出し尿道が閉塞を起こした場合など、早急に治療しなければ死に至ることもあります。
会陰ヘルニアの外科的治療では、はみ出した直腸や膀胱を元にもどし、筋肉の裂孔や間隙を周辺の筋肉やメッシュを使用してふさぎます。
当院では再発の少ない術式として、人のヘルニア治療でも使用されているメッシュを活用した、整復方法を推奨しています。

【椎間板ヘルニア】
犬や猫の椎間板ヘルニアの中でも、いわゆる腰の椎間板ヘルニアと呼ばれるものは、一見、人間の椎間板ヘルニアと同じようにお考えになれる方が多いのですが、脊髄神経の末端が障害を受ける人間のヘルニアとは違い、犬や猫のヘルニアは脊髄神経の中心部が障害されるため、重度のものでは人間の交通事故による脊髄傷害と同様に下半身マヒを起こします。
この様なことから動物の椎間板ヘルニアは「家庭内での交通事故」と呼ばれ、状態によっては緊急手術を要するものもあり、腰以外にも首などのヘルニアも急を要するものも多くあります。

≫ 当院での椎間板ヘルニア治療についてはこちら

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